今年も残りわずかとなりましたが
皆様如何お過ごしでしょうか。
なんだかんだと表面は11月は嵐の前の静けさを保ちつつも
常に波乱万丈大嵐の海原を行くが如くに
忙しい毎日でした。
なんだか今年はザワザワしていたような気がしますが
常にザワザワしているような気も|ω・)
でもそんな大海原を
乗り切りつつ波をやり過ごしつつ
新たにカラーやカットのバリエーションが
自分の中に増えてきたのも
事実です。
カラーに関しての見解は
ここ数年変わっておりません。
最近素ラーメンとか、
足して足してのサービスではなく
敢えて
引き算し
差別化を図り
しかも
ただ引き算するのではなく
引き算してミニマムの中に
こだわりという
エッセンスを最強アイテムとして
味付ける
そんなサービスが
ホテルや飲食業界に
出始めているそうですが
私が推奨し続けてきたことは
存外ニーズ というか流れに沿っているのかなと
思う今日この頃なのです。
というのは
エイジングという逃げも隠れも出来ない
事実に対して
共存していくこと。
分かりやすくいうと 白髪との共存です。
白髪を撲滅撲滅としてデザインすることも
勿論デザイン上必要な場合や
お客様のニーズであれば全く反論するとかそういうつもりは毛頭ございません。
自分に白髪が出始め、
細毛が気になり、頭頂部が薄くなって
老けた気がすると思ったのは
30代前半の事
そこから私の頭皮や毛髪についての
如何に髪をふさふさに見せるか
如何に髪が沢山あるように見せるか
如何に髪がシッカリしているように見せるか
への修行の路がはじまります。
カラーリングもただ暗くするのではなく
わざと濁らせて透明感を出す事で
太く見せるや
パーマをかけるにあたり
キューティクルが薬剤反応によって開いている間に
タンパク質成分を入れてしまい、
パーマをかける前よりも
髪のコンディションを良くしてしまうとか
書ききれないので
また今度。
本日書いて置きたかったのは
全部を塗る
沢山フォイルを入れる
事もありですが
必要な部分にしか
薬剤を付けない。
寧ろ薬剤を10gしか使っていないのに
全体のコンディションをより良くする
そういう
引き算カラーを
最近はお勧めしています。
でも
説明に時間がかかるのと
私が司馬遼太郎先生張りに
話が横にずれるので
時間のある時にしかできません(;^ω^)
とにかく
色や形だけではなく
質感をコントロールするというか
そういったものを
引き算しながら
ミニマムで行っていくことが
最近の私のブームです。
たとえるなら
カットですが
沢山切ったら値段が高くなる というような美容室はないとおもうのです。
少ししかカットしていない方も
沢山カットする方も
基本料金は一緒ですよね。
何故かというと
デザインと
そこに到達するまでのプロセスの組み合わせを計画する能力
そしてそのスタイルの持続性と再現性(お客様自身が)に
恐らく価値が生まれているのではないかと
最近思うのです。
クローゼットもない
机もない
ミニバーもない
ランドリーサービスもない
けれど
絨毯がフカフカで
ベッドが一流ホテル並みのフカフカ高級マットレス使用
そんなホテルが人気を集めているそうです。
年若くない
美人というわけでもない
メールの返信がはやくない
プライベートでは時間の計画ができないから
遅刻したり
行こうと思っていた展覧会が終わっていたりする
そんな美容師ですが
ヘアスタイルに関しては任せて頂きたい
そんな引き算美容師でした。
小松
引き算、ミニマムなど
考えもしなかった
20代初期のスタイル
スタイルはさておき
勢いは感じられるなー